DTMを始めると、機材もプラグインも無限に見えてきます。 でも最初に必要なのは、全部入りの環境ではなく、4小節を気持ちよく作れる最低限のセットです。
最初の買い物で大事なのは「プロっぽい機材をそろえること」ではなく、毎日音を出すまでの摩擦を減らすことです。
最初に必要なもの
最初のセットは、この4つに絞ると失敗しにくいです。
| 優先度 | 道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | DAW | 音を並べる場所。無料版や体験版でも始められる |
| 高 | ヘッドホン | 夜でも作業でき、細かい音を確認しやすい |
| 中 | 小さめのMIDIキーボード | コードやメロディを手で試せる |
| 高 | 好きなジャンルの参考曲 | 何を作るか迷わなくなる |
この4つがあれば、ドラム、コード、ベース、メロディを並べて遊べます。 最初からオーディオインターフェースやモニタースピーカーまでそろえなくても、打ち込み中心なら始められます。
おすすめ道具
25鍵から49鍵のMIDIキーボード
コード、ベース、メロディを手で試せるので、マウスだけより音楽っぽい判断がしやすくなります。
予算別の考え方
予算が少ない場合は、まずDAWとヘッドホンを優先します。 MIDIキーボードはなくても打ち込みはできますが、コードを鳴らしながら作りたい人は早めにあると楽です。
| 予算感 | 進め方 |
|---|---|
| 0円から | 無料DAW、無料音源、手持ちイヤホンで4小節を作る |
| 1万円前後 | 入門ヘッドホンか小型MIDIキーボードを足す |
| 2万から4万円 | DAW、ヘッドホン、MIDIキーボードを安定させる |
| それ以上 | 作りたい曲が見えてから音源やプラグインを選ぶ |
大事なのは、買ったものをその日のうちに曲作りへ使うことです。 箱を開けて満足するより、4小節でも音を鳴らした方が次の買い物の精度が上がります。
まだ急がなくていいもの
高額なプラグイン、大型モニタースピーカー、防音室は、最初から必須ではありません。 曲が数曲できて「ここが足りない」と感じてから買う方が失敗しにくいです。
特に初心者が先に買いすぎやすいものはこのあたりです。
- セール中の総合音源バンドル
- 使い道が決まっていないシンセ
- 似た役割のコンプレッサーやEQ
- 部屋の音が整っていない状態での大型スピーカー
プラグインは、曲を作るほど「自分が何に困っているか」が見えてから選ぶ方が強いです。
最初のゴール
最初のゴールは、1曲完成ではなく4小節のループです。 ドラム、コード、ベース、メロディが鳴れば、もうDTMの入口には立てています。
4小節ループを作ったら、次は次の3つだけ確認します。
- 何度も聴きたくなる音が1つあるか
- リズムが気持ちよく鳴っているか
- 参考曲と比べて足りない要素が見えるか
ここまでできると、次に買うべきものが自然に見えてきます。 音が薄いなら音源、弾きにくいならキーボード、音量判断が難しいならヘッドホン、という順番です。