AIエンジニアを目指すなら、勉強した内容を「見せられるもの」に変えるのが大事です。 最初から高度な研究実装を狙う必要はありません。 入力、AI処理、出力、改善ログがある小さなアプリを作るだけでも、学習の証拠になります。
ポートフォリオで見せたいのは、すごいAIモデルを作った事実だけではありません。 課題をどう分解し、どう実装し、どう改善したかが見えることです。
作りやすいポートフォリオ案
最初の題材は、入力と出力が分かりやすいものにします。
| 案 | 作りやすい理由 | 見せられる力 |
|---|---|---|
| 文章要約アプリ | 入力と出力が分かりやすい | API連携、UI、評価 |
| タグ提案アプリ | 出力が短く改善しやすい | プロンプト設計、分類 |
| 学習計画ジェネレーター | 自分の学習にも使える | フォーム設計、生成結果の調整 |
| 問い合わせ文の下書き作成 | 実用性を説明しやすい | ユースケース設計 |
| 音楽や画像のメモ整理 | 趣味とつなげやすい | データ整理、検索体験 |
どれも派手ではありませんが、AI API、画面、データ保存、公開URLという基本要素を入れやすいです。
最初に選ぶなら
最初はタグ提案アプリが作りやすいです。 入力が短くても動き、出力も短いので、プロンプト改善の結果が見えやすいからです。
たとえば、記事タイトルを入れると「AI」「初心者」「ポートフォリオ」のようなタグを返すアプリなら、実装範囲が小さくなります。 そのうえで、タグが広すぎる、似たタグが出る、表記ゆれがある、という改善点も見つけやすいです。
おすすめ道具
Vercel
Next.jsアプリをすぐ公開できるので、ポートフォリオURLを作りやすいです。
入れると評価されやすい要素
ポートフォリオには、完成画面だけでなく判断材料を入れます。
- デモURL
- GitHubリポジトリ
- 使い方の説明
- 工夫したプロンプト
- 失敗例と改善例
- 今後の改善予定
特に、失敗例と改善例があると「ただ作った」ではなく「考えて直した」ことが伝わります。 AIアプリは出力が毎回揺れるので、期待通りにならなかった例も価値になります。
記事化するときのポイント
完成品だけでなく、失敗したプロンプトや改善前後も残しましょう。 採用側や読者が見たいのは、完璧な答えより、問題をどう分解して直したかです。
記事にするときは、次の順番が読みやすいです。
- なぜ作ったか
- 何ができるか
- どう作ったか
- どこで詰まったか
- どう改善したか
- 次に何を足すか
この形にすると、学習ログ、ポートフォリオ、検索記事を同時に育てられます。